お宮参りレポ
「乗り越えてこそ深まる絆」

お宮参りレポ

スタジオ撮影で芽生えた
兄としての自覚

次男を妊娠中の秋、我が家には様々な出来事が続きました。主人の転勤辞令、遠距離の引っ越し、長男の転校、そして出産。長男にとって初めての転校と、長い間1人っ子として育ってきて兄になるという目には見えないたくさんの不安な気持ち。

私も主人も慎重にサポートしましたが、本人にしか乗り越えられない「何か」があったようで親として何も力になれない無力さを感じ同時に自信を失いかけていました。

弟が生まれて新しい生活環境に慣れてきた頃に「次男のお宮参りと家族写真の撮影をしよう」となりました。撮影当日に長男もスタジオの紋付袴を着させてもらい、引っ越し後初めて見る楽しそうな笑顔は今でもはっきり覚えています。泣いている弟をなだめたり、兄弟で並んで撮影したり、これをきっかけに一気にお兄さんとしての自覚が芽生えたように感じました。

もっと計画しておくべきだった?幸せな想像以上の写真

撮影は授乳やお昼寝の時間と重なり、ずっと不機嫌で泣きじゃくる次男にペースを合わせた撮影でした。「もっと色々撮りたい。この頃にしかない手足のシワや背中の産毛を…」と言い出したらキリがないくらい、こうしておけば良かった。という後悔もありました。

事前にどう撮影するかの計画、授乳のタイミングなどを家庭で決めて行くべきだったなと反省しました。しかし店頭で出来上がりの写真データを見たとき、心配していた事など一切忘れさりました。長男は目をキラキラさせ、全員口角がしっかり上がった笑顔、私たち夫婦はパソコン画面に釘付けになり「どれも良く撮れているね」となんとも言えない幸せな気持ちになりました。

私が笑顔でいることが
家族の幸せの素

この頃の私たちは慣れない環境で生活をしている中で、家庭での笑顔でいる事が減っていました。私は長男が学校から帰ってくるなりずっと怒っていましたし、次男の生活リズムに合わせて時間があっという間に過ぎる日々。パソコンの画面を見ながら、まずは私が笑顔でいる事が家族にとっての幸せの素なんだと気付き反省した瞬間でもありました。

叱らなくてはいけない時もある、けれど必死に新しい学校、新しい友達に慣れようとしている長男の不安な気持ちに寄添い、あたたかく見守り応援しようと改めて心に決めました。

家族の絆が深まる記念撮影

この撮影は家族一人一人の様々な想い、新しい環境へ変わりそれを乗り越えようとする前向きな明るい表情を記念に残す事ができたと同時に、我が家にとってより絆が深まる良い機会になりました。

そして心新たに一致団結した私たちの姿を祖父母にも届けられ皆が笑顔になり、親族全体の絆も深まったように思います。これからもこの写真を見て初心を忘れずに、大切な大切な家族の絆を深めていきたいです。