七五三のお参りってどんなもの?
お子様の七五三のお祝いとして、神社などにお参りに行かれる方が多いかと思います。 お参りの時の服装や、家族との過ごし方、またお参りに行かない場合の七五三のお祝いについてご紹介します。
◎七五三のお参り
家族みんなで参拝
七五三の記念は、お子様の成長とさらなる健康と幸せをお祝いする大切な行事です。 家族が集まって参拝をするというのは、昔から変わらぬ七五三の大切な要素で、特にお父様、お母様、ごきょうだいだけでなく、祖父母様も一緒に参拝をされることがよくあります。 お子様の成長を祝い、家族揃ってお参りすることで、家族の絆がより深まる大切な行事です。 また、家族揃って参拝することで、お子様たちにとっても家族の温かさや自分の成長が喜ばれていることを実感する良い機会になります。 さらに、親族が集まりやすいタイミングでもあるため、普段会えない親戚同士が交流を深める場ともなり、家族の繋がりが再確認される瞬間となり、 七五三をきっかけに、改めて家族全体の絆が強まり、お子様が成長する姿をみんなで見守り続けるという思いが色濃く芽生えることでしょう。
お参りにはおじいちゃん・おばあちゃんも一緒に
大切なお子様の七五三は、おじいちゃん・おばあちゃんにとっても嬉しい行事となるはずです。 お孫さんの晴れ姿を楽しみにされているおじいちゃん・おばあちゃんも多いのではないでしょうか。ぜひ、お参りの際には祖父母様にも声をかけて日程を決めましょう。 特に、祖父母様は自分の子供が親となり、その子供の成長を祝いに行く姿に感動を覚えるものです。 また、子供たちもおじいちゃんおばあちゃんと一緒に参拝することで、家族全員で自身の成長を祝ってくれていることを実感するでしょう。 おじいちゃん・おばあちゃんとの絆も深まり、お子様たちにとって大切な思い出ができるきっかけにもなりますね。
七五三お参りの後の過ごし方(お食事会など)
時間帯にもよりますが、神社でのお参り後、そのまま家族で一緒にお食事をされる方もいらっしゃいます。 ご家族みんなでゆっくり過ごすため、料亭や和食料理店の個室を選ばれるのが一般的です。 お食事会は、お料理や飲み物を囲んで、お子様たちの成長や家族での思い出について話す機会となります。 お食事の内容も、伝統的な日本料理やお祝い料理を選ぶことで、七五三の雰囲気が一層引き立ちます。
◎七五三のお参りに行く時の服装は?購入する?レンタルする?
七五三のお参りに行く時は着物、スーツどちらで行く?
七五三のお参りの際、お子様の服装は昔ながらのお着物が良いのか、それとも動きやすいスーツやワンピースなどの洋装が良いのか悩まれる方も多いでしょう。 特にこれといった決まりはないため、お子様の過ごしやすさを考慮したうえで、特別な日にふさわしい服装を選ぶことが大切です。 お参りの際に、そちらの服装で七五三の記念写真撮影もされるのであれば、どんな写真を撮りたいか?ということから考えるのもひとつの選択の方法です。 さらに、服装を選ばれる際にはお子様の個性や当日の気候も考慮すると良いでしょう。 例えば、活発に動き回るお子様には動きやすい洋装を、少しでも伝統的な雰囲気を味わいたいというご家庭にはお着物をえらばれるなどがあります。 また、写真撮影に重きを置きたい場合、着物を選ぶとより昔ながらの日本の伝統を感じられる写真が残せますし、スーツやワンピースであれば、少しモダンでカジュアルな印象の記念写真を撮影することも可能です。 どちらを選ばれても、それぞれの良さを活かしつつ、お子様にとっても特別な思い出となることでしょう。
七五三の着物をレンタルするメリット
着物で七五三のお参りに行くと決められた場合は、七五三のお祝い以外ではなかなか着る機会の少ないお着物を購入・管理するのは大変ですので、近年では必要なものはすべて貸し出してもらえ、お仕度もしてもらえるフォトスタジオでお着物をレンタルされる方が増えています。 レンタルの良い点は、着物のお手入れの手間を省ける点です。さらに、レンタルをした場所で、着付けや記念写真の撮影も合わせて行うことができるため、1か所で記念撮影から参拝の際のお着物の準備・お支度まですべて完結できる点が便利なポイントです。 着物は着せたいけれど、手配や当日の準備が心配・・・という方にはお着物をレンタルされることがおススメです。 また、着物のレンタルを利用することで、選べるデザインの幅も広がり、お子様に似合う色や柄を試せたり、お子様の好みに合わせたお着物を見つけやすいというメリットもあります。 年齢に合わせて異なるデザインの着物を着せてあげたい方や、兄弟姉妹で異なるデザインを選ばれたい方にも、レンタルであれば幅広いお衣装の中からお着物を決めることができるためオススメです。
年齢ごとに異なる、七五三の着物
お子様の年齢によってもお着物は異なります。 3歳の男の子・女の子は兵児帯をしめ、被布という羽織物を着物の上に着るのが一般的です。 5歳の男の子では袴着のお祝いとして羽織袴を、7歳の女の子では帯解のお祝いとして初めて帯を締める四つ身スタイルのお着物を着るのが習わしとしてありますが、近年では着物のデザインや選び方も様々です。 例えば、3歳女の子でも、帯を締めるスタイルのお着物もありますし、3歳男の子も5歳の男の子同様、羽織袴の着物を選ぶことも可能です。 また、お子様の成長度合いやお好みによって、伝統的なスタイルを少しアレンジすることも可能です。 お子様が自分で選んだ着物を身にまとうことで、その日がさらに特別なものに感じられることでしょう。 年齢ごとに異なるデザインのお着物は、お子様の成長に応じたお祝いの意味合いも込められているので、七五三を迎える節目にふさわしい衣装として一層思い出深いものになります。
◎七五三の記念撮影とお参りの関係性
七五三撮影はいつ行う?
七五三のお祝いとして、晴れ着姿をフォトスタジオやプロカメラマンの撮影で残すタイミングは、お参りの当日や11月15日の七五三の前後を選ばれるのが一般的です。 ただし、最近では混雑を避けるために前撮りという形で早い時期に撮影される方も多くいらっしゃいます。 前撮りを行うことで、お参り当日にはゆっくりと参拝やお祝いができ、お子様や家族全員の負担を減らすことができます。 特に3歳のご記念では、一日中慣れない着物で過ごされることはお子様の負担が大きくなってしまうので、お参りと撮影は別日にされることがおすすめです。 また、早めの撮影をされることでフォトスタジオなどでは撮影の特典が充実していることが多く、夏前に撮影をすると日焼けをされる前に写真を残すことが可能になります 一日で撮影とお参りをされる場合には参拝後の撮影だと表情が疲れてしまっていたり、お子様の集中力が続かないことも多くありますので、撮影をされてからのお参りがおすすめです。
ロケーション撮影、神社での撮影という選択肢
七五三の写真の残し方として近年人気になっているのが神社でのロケーション撮影です。 参拝に行った際の様子を自然光で綺麗に残せ、柔らかい表情や、季節ごとの背景を楽しむことができ、より自然な雰囲気の写真を残すことができるのが人気のポイントです。 神社で撮影をすることで、お参りの様子とともに七五三の意味を深めた写真を撮ることができるので、思い出をよりリアルに残すことも可能です。 ロケーション撮影をされる場合は、神社によっては、撮影許可が必要な場合があるので、撮影許可の有無を確認しておく必要があります。 また、人気の神社では、特に七五三シーズンには混雑が予想されるため、早めの予約や撮影スケジュールの調整が必要となります。 当日はお子様が快適に過ごせるよう、天候に応じた服装の準備や、撮影の合間に休憩を入れるなど、負担を軽減する工夫もできるといいですね。
スタジオで撮影する場合とお参りの日に神社での撮影する場合の違いは?
スタジオでの撮影であれば、お天気や気候を気にせず、スタジオの背景やライティングによって理想のイメージに合わせた写真で特別な記念写真を残すことが可能です。 また、着替えやヘアメイクのセットもしやすく、お子様が疲れた場合には休憩を取りながら撮影を進められるメリットもあります。 一方、神社での撮影では、着物姿での参拝風景や伝統的な建物の背景が映えるため、昔ながらの伝統を感じられる写真を残すことができます。 また、神社での撮影であれば、自然光を活かした季節感が良くわかる写真を撮ることが出来ますし、参道を歩く姿や参拝の様子など、七五三のお参りの思い出をより鮮明に残すことが可能です。
七五三のお参りの日に写真を撮るなら、こんなポーズがおススメです。
神社での撮影の際は、お子様が着物を着ていること自体が新鮮な一日なので、手を振ったり、境内の前で手を合わせてみたり、手水舎で手を清める姿や、慣れないお草履で一生懸命歩いている姿、少し恥ずかしそうに笑っている表情など、七五三ならではの姿として思い出に残るでしょう。 そんな中でも神社でしか撮ることができない本殿や鳥居の前でのお子様お一人での撮影や、ご家族・ご親戚様での撮影は定番です。また、自然な表情を引き出すために、家族みんなで揃って同じ方向を向いたお写真だけではなく、笑顔を交わす自然な瞬間や家族で手をつないで歩くシーン・階段を登る様子、おみくじを引く場面なども成長を祝う記念日として一生の宝物となる写真を残すことができてオススメです。 日常では見られない特別な瞬間を写真に収めることで、お子様が大きくなってから、七五三のお参りの日の思い出を話ながら写真を見返すという事も出来るかもしれませんね。
◎七五三のお参りに行く時期選びのコツ
七五三の日は11月15日です
七五三は毎年11月15日に行われるお祝いです。 諸説ありますが、旧暦の11月15日が満月であり、鬼宿日という良いお日柄であったこと、また江戸時代に徳川綱吉の長男にあたる徳松の健康祈願が行われた日であったことから、この日が選ばれたと言われています。 特に秋の紅葉が美しい時期でもあるため、自然の景色とともに写真を撮りたいと考えるご家族にとっては、11月中旬の参拝は特別な意味を持ちます。 また、この時期は気候も穏やかで、お子様にとっても快適に過ごしやすい季節ですので、伝統に基づいた参拝としても良いタイミングといえるでしょう。
七五三のお参りに行く日は、ご家族によりさまざま
この伝統的な日付に合わせて、多くのご家庭が11月15日前後の参拝を行いますが、各家庭の事情により、10月や12月など時期をずらして参拝される方も多くいらっしゃいます。 お仕事や学校のスケジュールに合わせて、七五三の日を調整し、ご家族全員が集まりやすい日を選ぶとよいでしょう。 お参りと同日に、写真撮影やお食事会もすべて行うのではなく、日程を分けてお祝いするなど、予定を柔軟に組み合わせることも大切です。 また、平日の空いている時間帯を利用して静かな参拝を望まれる方も多くいらっしゃいます。 神社が混雑していると、祈祷を受けるまでに時間がかかることもあるため、落ち着いて過ごしたい方には平日の参拝や少し時期をずらす方法がおすすめです。 また、七五三の日を選ぶ際には、天気予報を確認することも重要です。お天気の良いの日を選ぶことで、お子様たちも元気に外で過ごせ、家族全員が笑顔で過ごせる一日になるでしょう。
七五三のお参りに行く日が混雑している日かどうか?
近年では、11月15日前後の日が選ばれることが多く、大安などのお日柄や土日祝により、お仕度やご祈祷の込み具合も変わってきます。 神社によっては、混雑を避けるための事前予約が必要な場合もあるため、訪問予定の神社に事前に問い合わせをしておくと安心です。 また、参拝の予定をたてる際は、駐車場の混雑状況やアクセス方法についても確認しておくとよりスムースに当日を迎えることが可能です。 七五三の時期は多くのご家族が神社に訪れるため、早めに計画を立てておくことで、より家族全員が充実した時間を過ごせるでしょう。
◎七五三のお祝いで、お参りしないのもアリ?
七五三でお参りをしない理由
それぞれの家庭の事情や価値観、予定の調整等の兼ね合いで、参拝に行かないという選択をされるご家庭もあります。 また、3歳の初めての七五三の場合、お子様のご負担なども考慮して、参拝は5歳や7歳の時に見送り、別の方法でお祝いするというご家庭もあります。 七五三は家族がどのようにお祝いをするか選べる柔軟な行事であるため、無理に参拝をする必要はありません。 小さなお子様にとって、慣れない場所や服装で過ごすことが負担となる場合もあるため、お子様の体調や性格に合わせてお祝いをしてあげられるとよいですね。 参拝にこだわらずに家族での楽しい思い出を作る方法もたくさんありますので、無理のない形で、お子様の成長を祝う時間を持つことが重要です。
七五三のお参りの代わりに記念写真を残して家族でお祝い
お参りに行く予定をしていても、急な予定変更や、当日の天候などにより見送ってしまい、その後なかなか予定の調整が出来ない、というご家族もいらっしゃいます。 近年では、七五三の時期以外でも撮影を行っているフォトスタジオが多くあるため、ご家族の予定を調整して、行きやすいタイミングでフォトスタジオに行き、記念写真を撮影する時間を家族みんなで楽しむことも、一つのお祝いの形となります。 フォトスタジオによっては、七五三専用の撮影プランがあり、お子様の衣装やヘアセット、家族全員でのお着物での撮影も可能な場合が多くあり、特別な衣装で撮影スタジオならではの背景やライティングで記念写真を残すことができるため、参拝に行かなくても七五三らしいお祝いを感じられます。 また、データだけでなく、アルバムや飾れるフォトアイテムとしてお写真を残すことで、いつでもその日の思い出を見返せるのも大きなメリットです。 家族の予定に合わせて、無理なく七五三のお祝いを楽しむ方法の一つとして、記念写真の撮影も検討してみるのも良いでしょう。