12月でも大丈夫って本当?七五三のお参り
七五三の日は11月15日とされているため、その前後の日程でお参りや撮影を行う方が多いですが、ご家族の事情や、天候、お子様の様子を踏まえると、時期をずらして祝いたいという意見もあり、実際にずらしてお祝いするご家族も増えています。 前倒しという方法もありますが、近年は夏が長く暑い日が続くこともあるので、後ろ倒しにして11月末~12月頃が季節的にもタイミング的にも合いやすいご家庭も。 寒さに弱いお子様や体調に不安がある場合も、日や時間によっては11月よりも寒さが和らいでいる日を選ぶことができます。 また、他のイベントや行事が多い秋の終わりには、お参りや撮影の日程が希望通り取れないことも多いため、12月にずらすことでゆとりを持って準備ができることも魅力です。 さらに、12月ならではの静かな神社の雰囲気を楽しむことができ、お子様がゆったりとした気持ちで七五三を迎えられるメリットもあります。 上記をふまえ、12月に七五三をしていいのか?などご紹介したいと思います。
◎12月の七五三お参りは遅いのか?
12月に七五三お参りをする理由
12月は神社への参拝客も落ち着いてくる時期になるため混雑のピークを外してお参りしたい場合は最適です。 3歳のお子様など「少しでも成長してからお参りしたい」という場合も12月お参りを選ばれる場合があります。 12月のお参りでも、エリアによっては紅葉が残っている神社もあり、鮮やかな景色と共に記念写真を撮ることができる場合も。 静かな環境の中でご祈祷が受けられるため、慌ただしい雰囲気が苦手なご家族にもおすすめです。 12月ならではの神聖な雰囲気の中で行う七五三のお参りは、心に残る特別なひとときとなるでしょう。
11月15日を過ぎても大丈夫な理由
七五三のお参りの日は、11月15日の「七五三の日」の前後の土日祝日に行われます。 多くの神社では七五三の日を過ぎた後でもしばらくは七五三ご祈祷を行っています。 12月中旬までご祈祷を行っている神社も多く、11月に比べると予約も比較的取りやすくなっています。 また、神社によっては、期間限定の七五三祈祷があるため、事前に確認すると良いでしょう。 時期が遅れてもご祈祷の質は変わらず、お子様の成長を見守り、幸せを願う心がしっかりと伝わる七五三を迎えることができます。
1月のお参りの魅力と注意点
1月に、初詣と併せて七五三のお祝いをすることで、一年のスタートを兼ねて家族揃っての祈祷が可能です。 ただ、七五三の時期ではないので、参拝する神社で七五三祈祷を行っていない場合もあります。 必ず事前に公式サイトや電話で神社への確認と、必要であれば予約をとっておきましょう。 また、1月は寒さが厳しい日が多いため、防寒対策をしっかりと行い、体調管理に気を付けるようにしましょう。
◎12月のお参りのメリット
混雑を避けるメリット
10月~11月の神社は七五三だけでなく、結婚式や赤ちゃんの初宮参りなどでも人気のシーズンのため、希望時間のご祈祷の予約が埋まっていたり、何時間も順番待ちをする可能性もあります。 12月だとシーズンも過ぎて、落ち着いて参拝することができます。 混雑が少ない分、ゆっくりと時間をかけてお参りや記念撮影ができるため、家族全員でリラックスして七五三を楽しむことができます。 さらに、待ち時間が短いため、小さなお子様が疲れてしまう心配も軽減され、体調を崩しやすい季節でも安心してお祝いができるでしょう。
寒い時期のお参りの楽しみ方
最近では秋の時期でもまだ暑さが残ることがあるので、秋の終わりから冬、12月頃のお参りを選ばれる方も増えています。 12月のお参りなら、着物にショールなど冬ならではの小物を取り入れて季節感を楽しみながらお参りするのも素敵ですね。 冬らしい温かみのある色合いの小物や、ファーやニットのショールを合わせると、普段とは違った七五三の装いを楽しむことができます。 また、冬の凛とした空気の中で行うお参りは、特別な神聖さを感じられ、七五三をより思い出深いものにしてくれるでしょう。
12月でも神社で七五三のお参りはできるのか?
前述した通り、神社によっては七五三の祈祷の受付を期間限定にしているところもありますし、通年実施しているところもあります。 神社の公式サイトやSNSで最新の祈祷情報を確認し、問い合わせることで、12月でもスムーズに七五三のお参りができるかを確かめておきましょう。 また、お参りだけは11月に行い、記念撮影の時期をずらして行うことも選択肢に入れることをおすすめします。 別日にゆったりと記念撮影の時間を取ることで、家族全員が万全な体調で望むことができ、より良い写真が残せます。
◎七五三お参りの時期と文化
七五三のお祝いの由来
七五三は、子どもの成長と健康を祈る日本の伝統行事で、平安時代から続く習慣です。 子どもが成人するまでの節目を祝い、健康を祈願するための行事で、5歳の男の子、3歳と7歳の女の子が対象です。 この行事が庶民にも広がり、今日のような形で定着しました。 ちなみにお祝いの由来の中には、男の子が初めて袴を着る「袴着の儀(5歳)」、女の子が髪を伸ばし始める「髪置きの儀(3歳)」、初めて帯を結ぶ着物を着る「帯解き儀(7歳)」などの儀式が含まれています。
七五三の数え年・満年齢について
満年齢は「誕生日を迎えると1つ歳を重ねる」一般的な年齢の数え方です。 一方、数え年は古来の年齢の数え方で「生まれたときを1歳として、元日(1/1)に1つ歳を重ねる」数え方です。 昔は日本の御祝い事は数え年で行っていましたが、現代では満年齢、数え年どちらで御祝いしても問題ありません。 ご家庭によって数え年か満年齢のどちらで祝うかは異なりますが、最近では子どもの成長や体力を考慮して満年齢でお祝いをすることが増えています。 ご家族の都合やお子様の成長度合いを考え、最も適したタイミングでお祝いできるように柔軟に対応するのも現代の七五三のスタイルです。
一般的な七五三の時期とは
前述のとおり、11月15日が七五三の日です。 実際は平日であることも多いため、11月15日前後の土日祝に各家庭ごとにお祝いをします。 そのため10月~11月が一般的な七五三の時期といえるでしょう。 紅葉が綺麗な時期でもあるため、美しい自然を背景に記念写真を撮影できる点も魅力です。 ただ、この時期には神社やフォトスタジオも七五三のイベントや特別プランを用意していることが多く予約が殺到するので、希望する日時にお参りや撮影を行いたい場合は、早めの予約が重要です。
◎七五三の撮影について
スタジオ撮影のメリット
お参りの日はついつい忙しくて、気が付けば写真を全然撮れていなかった…ということも。 スタジオ撮影では、プロのカメラマンがライトや背景、小物などを工夫し、成長した姿や表情を引き出してくれます。 また、天候や気温に影響されずに撮影ができるため、安心して思い出の写真を残せます。 お子様もリラックスした環境で撮影に集中でき、より自然な表情やポーズが引き出されることが期待できます。
出張撮影もオススメ
七五三を12月にお祝いするとなると、撮影とお参りを一度に行いたいという方も多いはず。 出張撮影では、神社の美しい背景や厳かな雰囲気を活かした写真が撮影できたり、家族と一緒に参拝している自然な姿や、祈祷を受けている様子をそのまま記録できるため、七五三の雰囲気がより深く残ります。 プロのカメラマンがさりげなく場面を捉えてくれるため、より感動的な瞬間を形にできます。
12月でも七五三の撮影はできるのか?
七五三の日は11月なので、12月になると七五三の衣装がなくなったり撮影をしていないのではないか?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、フォトスタジオなどでは、七五三の後撮りキャンペーンとして12月頃に撮影キャンペーンを実施していることも多いです。 12月限定の割引プランや、年末年始の特別キャンペーンも実施しているため上手く活用しましょう。 希望する衣装やスタジオがある場合は、早めに問い合わせて在庫を確認しておくと安心です。 後撮りは時間に余裕があるため、家族でゆっくりと撮影を楽しめることも魅力です。
◎家族全員での七五三お祝い
家族写真の重要性と撮影シーン
12月の撮影だと、タイミングが合えば年賀状の写真にも使用することが出来るので、七五三記念に合わせて家族写真も撮っておくといいでしょう。 家族写真は、お子様だけでなくご家族全員が一緒に写ることで、その時々の家族の絆や成長が感じられる大切な一枚となります。 祖父母(おじいちゃん・おばあちゃん)も参加される場合は、全員で揃って撮影することで、より思い出深い七五三の記録が残せますし、年賀状用にも活用できるため、記念と実用を兼ねて一石二鳥の写真が撮影できます。
家族での食事とお祝いプラン
七五三を12月に行うにあたり、祖父母(おじいちゃん・おばあちゃん)含めて家族で集まる機会を持つと、年末ということもあり一年の振り返りを兼ねて家族団らんの時間が過ごせるのも一つの嬉しいポイントです。 七五三の後に家族でお祝いの食事会を開くことで、お子様の成長を祝うと同時に家族の絆を深める時間となります。 また、年末の忙しい時期に家族が一堂に会する機会は貴重であり、家族の健康や感謝の気持ちを分かち合う良い機会にもなります。 特別な日を、家族みんなで心に残る素敵な時間として共有しましょう。