七五三の衣装どうする?家族みんなの衣装選びを徹底解説!
七五三のお参りに行くときのお子様の服装は和装?洋装?パパ・ママやきょうだいは何を着ればいいんだろう? 七五三の準備の中でも悩むことが多いお祝いの装いについてご案内させていただきます。
◎こどもの七五三衣装はどんなものがある?
男の子と女の子の着物解説
着物で撮影やお参りに行かれる方が一般的です。 着物と言っても最近では様々なデザインがあり、王道の和柄はもちろんのこと、普段の洋服のような柄のもの、濃い色味から淡く優しいものまでさまざまです。 例えば、男の子用の着物で人気の柄には鷹や兜、龍などの勇壮なデザインがあり、お子様の成長を祝う場面にふさわしいシンボルが取り入れられています。 一方、女の子用の着物では桜や菊、藤といった花柄が多く、華やかさとかわいらしさを引き立てるデザインが多いのが特徴です。 また、色合いも多様で、伝統的な赤やピンク以外にも、水色や紫といったモダンで柔らかい色彩の着物も増えており、お子様の好みやご両親のイメージに合った選択が可能です。 七五三は日本の伝統文化を次世代に受け継ぐ大切な機会であり、着物を通してその豊かな文化を感じることができます。
年齢によっても異なる着物の種類
七五三の衣装はその年齢によっても種類が異なります。帯を巻かない「被布」という着物は3歳のお子様が着用されます。帯を巻いていない分普段着用している洋服に近い印象です。 また、5歳になると男の子には「袴」が用意されることが多く、より伝統的で凛々しい雰囲気が出ます。 この袴は、力強さと成長を象徴し、将来の健やかな成長を祈る意味が込められています。 そして7歳の女の子には、「帯」を締めた本格的な着物が選ばれることが多く、成人した女性が着る振袖に近い装いです。 このように、七五三は年齢に応じて衣装も異なり、子供たちが少しずつ大人に近づく過程を衣装に反映させた大切な日本の行事です。
◎両親(パパママ)や家族の衣装はどうする?
パパママは着物?スーツ?
七五三の衣装と言えば、主役のお子様だけではなくご両親の服装も重要です。 写真撮影の場合は、家族みんなで和装で揃えることも多く見られますが、神社へのお参りなどの場合は、動きやすさも考慮してご両親ともにフォーマルスーツの場合もあります。 フォーマルスーツを選ぶ際は、男性はブラックスーツやダークネイビーのスーツにネクタイをシンプルにまとめ、女性は上品なワンピースやスーツを選ぶと良いでしょう。 特に、モノトーンでまとめることで、七五三の主役であるお子様が引き立つコーディネートになります。 和装の場合は、パパには「紋付羽織袴」、ママには「訪問着」や「色留袖」といった、格式ある装いが多く選ばれます。 特に訪問着は、さまざまなデザインが施されているため、華やかな印象を与えつつも神社での参拝にふさわしい落ち着きを演出できます。
ごきょうだいの衣装
ごきょうだいの衣装も悩まれるご両親が多いポイントの一つです。 神社にお参りに行く場合は特にスーツや洋装にすることで、動きやすくなり、更に、七五三のお子様とお揃いにすると、記念撮影の時に統一感が出ます。 学校に指定の制服がある場合は正装として制服で参加をされることも多くあります。 ごきょうだいがまだ幼い場合は、シンプルなスーツやドレス、またはカジュアルな和装の選択肢もあります。 例えば、男の子ならばハーフパンツにジャケット、女の子ならばチュニックにカーディガンを合わせるなど、年齢に合った動きやすい服装も人気です。 また、きょうだいが双子の場合、お揃いの柄や色違いの衣装を選ぶことで、可愛らしさが際立ち、写真に映えるコーディネートとなります。 家族全体で衣装にテーマを持たせると、統一感が生まれ、アルバムを開いたときの満足感が一層高まるでしょう。
おじいちゃん・おばあちゃんの衣装は?
お参りや撮影の際には、おじいちゃん、おばあちゃんが参加される場合も多くあります。 七五三の当日は移動なども多くあるため、フォーマル且つ動きやすい服装がおすすめです。 おじいちゃんならスーツやジャケットにスラックスを、おばあちゃんなら落ち着いた色味のワンピースやセレモニースーツを選ばれることでかっちりと、且つ、動きやすさが出てきます。 他にも、おじいちゃんにはベストやカーディガンを取り入れるとより柔らかい印象となり、おばあちゃんにはスカーフやアクセサリーで上品さをプラスするのもおすすめです。 家族写真を撮る際、祖父母がフォーマルな装いで揃えることで、全体の雰囲気が引き締まり、お子様が主役である七五三の写真に温かみと落ち着きが加わります。 高齢の方が多く集まる場合には、少しゆとりのあるデザインや、足元に負担がかからない靴選びも忘れずに行いましょう。
◎七五三のお子様の衣装、購入する?レンタルする?
レンタルをする場合
これから七五三の衣装を準備される場合は、七五三のお子様の衣装はレンタルにしようか購入しようかということも悩まれるポイントの一つではないでしょうか。 近年では、必要な時だけ借りることができ、手入れなどの心配の少ないレンタルが好まれるようになっており、ネットレンタルやフォトスタジオでのレンタルのサービスが充実してきています。 レンタルの大きなメリットは、最新のデザインや流行の柄をリーズナブルに利用できる点です。 また、衣装だけでなく小物類(帯や草履、髪飾りなど)もセットでレンタルできる場合が多いため、トータルコーディネートが簡単にできるのも嬉しいポイントです。 七五三の衣装は、一度の着用がメインとなるため、購入後の保管や手入れの手間が省ける点もレンタルの人気の理由の一つです。
◎七五三のお子様の衣装、購入する?レンタルする?
フォトスタジオでレンタルする場合
フォトスタジオでのレンタルなら、七五三の記念写真に関することも合わせて準備ができるのはもちろん、流行に合わせた着物を随時取り入れているスタジオが多くあるため、たくさんのお着物の中からお子様の好みやパパママ(お父様・お母様)のイメージに合ったお着物を見つけることができますし、お参り当日のヘアセットや着付までしてもらえることが多いため、もれなく準備を進めることができて安心です。 ただし、お参りとして混雑が予想される日や人気の色・柄の衣装などは早期の時期に予約が埋まってしまうことがあるので、早めの準備が大切です。 さらに、フォトスタジオでのレンタルでは、お子様が楽しく選べるような工夫が施されている場合もあります。 たとえば、実際に衣装を試着しながら、カメラマンやスタッフと一緒にコーディネートを考える時間を楽しむことができます。 スタジオによっては、シーズンごとに新作の着物を揃えたり、テーマに沿った衣装を提供するところもあり、さまざまな選択肢からお子様に似合う一着を見つけやすくなっています。 また、スタジオでの衣装レンタルには、小物やヘアアクセサリー、バッグなどもセットに含まれていることが多く、衣装選びがスムーズに行えるのも魅力です。 お子様だけでなく、家族全員の衣装も揃えてレンタルするプランもあり、家族全員で統一感のある写真を残せるのもフォトスタジオレンタルのメリットです。
購入する場合
一方、着物を購入して七五三のお参りの際に着用する場合は、気に入った柄やデザインのお着物があれば雨天の際やお子様の体調不良などによる急な予定の変更があった際にも確実にそのお着物でお出かけができることが最大のメリットです。 また、同性のごきょうだいがいらっしゃる場合であれば、確実に同じ衣装で七五三をお祝いしてあげられることも嬉しいポイントですね。 さらに、購入であれば思い入れのある着物を将来も保管しておくことができ、特別な記念品としての価値が高まります。 七五三の衣装はお子様の成長の証ともなるため、成人や結婚の際など、大切な節目で再び家族でその着物を見返すことができるのも喜ばしい瞬間です。 購入する際は、サイズの調整が必要になる場合もあるため、余裕を持って専門店でのフィッティングや採寸を行うのがポイントです。 また、購入後の保管方法として、虫食い防止のための防虫剤や、湿気に注意した防湿ケースの活用が推奨されます。 こうした手入れを行うことで、長く大切に保存し、後に続く世代に受け継いでいくこともできるでしょう。
◎シチュエーション別 七五三衣装の選び方
七五三のお参りに適した衣装
七五三のお参りの際は、和装での参拝が一般的ではありますが、特に決まったルールがあるわけではないので、洋装でのお参りを選ばれるのも全く問題はありません。 とはいえ、神聖な行事であるため普段着の着用は避けておきましょう。 移動やご祈祷など長時間の着用が必要な七五三のお参りの際の装いは、お子様の年齢や性格に合わせて和装・洋装を選ぶことができるといいですね。 特に幼いお子様の場合、長時間の着物着用は窮屈に感じることがあるため、慣れていない場合には軽い被布や帯なしの簡易な着物を選ぶと快適に過ごせるでしょう。 また、お参り当日は神社内を歩き回ることが多く、参拝客で混雑することも予想されますので、草履ではなく歩きやすい靴を合わせると、お子様が疲れにくくなります。 洋装の場合は、フォーマルなワンピースやスーツであれば、カジュアルすぎず品のある装いに。例えば、男の子にはジャケットにネクタイ、女の子にはふんわりとしたスカートのドレスなどが好まれます。 神聖な場にふさわしい清潔感のあるスタイルを心がけることで、周囲からの好印象も得られます。
七五三の写真撮影をするときの衣装
七五三の写真撮影の際は、お子様の成長を感じられるお着物で記念を残すのがおすすめです。 スタジオでの撮影であれば、着物を着用されていても寒すぎる・暑すぎるといった心配もなく、お子様が疲れてしまっても休憩を挟んだりすることができて安心です。 また、せっかくの記念のタイミングなので、最近では普段は着られないふんわりとしたドレスや、オシャレなスーツなど和装・洋装両方でお写真を残される方が増えています。 撮影の際には、衣装のカラーコーディネートにもこだわると良いでしょう。 背景が華やかなスタジオセットの場合は、落ち着いた色味の着物やドレスを選ぶとバランスが取れます。 反対に、シンプルな背景を選ぶ場合には、赤や青、ピンクといった鮮やかな色の衣装でお子様が映えるようにするのも一案です。 スタジオ撮影のメリットは、季節や天候に左右されず快適な環境で撮影ができることに加え、プロの照明でより美しく仕上がる点も挙げられます。 また、撮影用に準備された小物やアクセサリーを自由に使えることが多く、お子様の魅力をさらに引き立てることができます。 和装と洋装を組み合わせたプランを選べば、異なるスタイルで成長の記念を残すことができ、ご家族にとっても特別な思い出となるでしょう。
七五三の記念撮影 家族みんなの衣装はどうする?
記念撮影の際は、スタジオでパパ・ママのお着物やごきょうだいのお着物・衣装のレンタル・お支度をしているスタジオも多くあります。 七五三という節目の記念に家族そろって和装に身を包んでのお写真を残されるのがおすすめです。 もちろん参拝の際のスーツなどでのご参加も素敵な記念になりますね。 家族全員で和装を選ぶ場合、統一感を持たせた色や柄のコーディネートを考えると、より華やかでまとまりのある印象になります。 例えば、パパの紋付とお子様の着物を同系色に揃えたり、ママとごきょうだいの着物に共通の柄を取り入れることで、家族写真が一層映えるでしょう。 また、撮影の際には、お子様の成長記録として定期的に同じ場所で家族写真を撮るご家庭も増えています。 こうした記念写真の積み重ねがアルバムとなり、後々振り返るときにお子様の成長を実感できる素晴らしいコレクションになります。 さらに、フォーマルな装いに抵抗がある場合は、色調を揃えたスーツやドレスで家族写真を撮ることも良いアイデアです。 洋装で揃えると、シックで洗練された家族写真が残せるため、成長したお子様にも親しみやすい記念写真となるでしょう。
◎七五三先輩ママに聞く 七五三衣装のQ&A
3歳初めての七五三 衣装にまつわる体験談
・お子様が3歳で七五三の撮影&お出かけを和装でされた先輩ママは、お子様がお友だちの七五三の写真を見て「可愛い服が着れる」、「プリンセスになれる」と楽しみにしてたけれど、ノリノリで向かったはずのスタジオで急に「イヤ!」「着ない!」「帰る!」とパンツ1枚で逃げ回られたそう。 そこから、ヘアメイクは「これはやる!」と喜んでしてもらい、そこから少しずつ着替えもして…となんとか家族全員着物で準備ができ、撮影の場所に行った途端、出てきたキャラクターのぬいぐるみを見てやっと笑顔に! 「なんだかんだやっぱり衣装着たら嬉しかったのか、草履も嫌がるかなと思ったんですけど、履いたら楽しかったみたいです。」とのことでした。
・七五三のお参りの際は、お子様はスタジオの着物をレンタルし、パパ・ママ・ごきょうだい・おじいちゃん・おばあちゃんは、フォーマルな洋装をチョイス。 お参りの前に「同じ所に行って、そこで衣装着て、行くよ」と伝えられていたこともあり、足袋だけは嫌がったものの、その他は撮影した時のことを覚えていたからかスムーズにお着替え・お参りがで来たそうです。 初めての七五三はお子様にとっても緊張や知らないことがいっぱいなのでスケジュールや時間に余裕をもって準備をすることが大切ですね。
3歳のお子様はまだ小さく、特に初めての経験が多いため、七五三の衣装に慣れていないことがほとんどです。 そのため、急いで準備するのではなく、ヘアメイクや着物の試着なども含めて余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。 スタジオによってはお子様が慣れやすいよう、キャラクターの小物やおもちゃを用意しているところもあり、少しずつ緊張をほぐしながら着替えができる工夫をしています。 また、撮影が終わって着物を脱いだ後に「また着たい!」と言ってくるお子様も多いので、時間に余裕があれば再びお着物を楽しんでもらうのも良いでしょう。 お子様のご機嫌に合わせながら、臨機応変に対応できるよう、スケジュールの見直しやスタジオとの連携も重要です。
5歳七五三衣装にまつわる体験談
・自分が小さい頃、着物を着たり写真を残すお友だちに憧れていた先輩ママは、自分のお子様が5歳で七五三の撮影&お出かけを和装で行われました。 事前に相談で衣装を見に行く前にホームページの衣装ギャラリーや、カタログをチェックし、お子様に似合いそうな衣装をほぼ決められていました。 相談時に実際の衣装を見て、ママとパパやお子様の意見が分かれた時は、前撮りと当日で衣装を分けて両方の意見を取り入れられ、お子様が「どっちでもええけどこっちかな」というくらいの雰囲気であれば、親がいいと思った着物を試着してみて「カッコイイやん」「似合ってる」の声掛けでお子様も「じゃあそれで」と決めていかれました。 撮影の際は洋装でも記念を残したいとのことで選ばれた衣装は、七五三さんという特別な機会でしか着ることができないからと白のスーツに。 仕上がったお写真はお子様も「王子様みたい」と喜ばれていたそうです。 また、男の子は大きくなった時に写真に興味はないかもしれないけれど、結婚した時などに「こんなんしてもらったんやな」と思って欲しいという思いを込められていました。
・七五三のお参りの際は、お子様はスタジオでレンタルをしたお着物で、パパ・ママ・おじいちゃん・おばあちゃんは洋装でお参りに。 お子様の着物は撮影とは異なる衣装を選び、撮影の時は古典・レンタルはポップな着物で雰囲気を変えました。 ご祈祷の前にはお子様に着物を着せて撮りたかったロケーションでご自身のカメラで撮影も楽しまれたそうです。 衣装のレンタルをスタジオでするからこそ、事前にどんな着物があるか調べてみたり、撮影やお参りの際で衣装を分けていろんな雰囲気の衣装を楽しまれるのも素敵ですね
5歳の七五三は、お子様が自分の好みや意見を持ち始める年齢でもあるため、衣装選びも親子で一緒に楽しむと良い思い出になります。 着物と洋装の両方で撮影する場合、雰囲気の異なる衣装を選んで撮影すると、より多様な表情を残すことができます。 また、男の子にとっても「自分が選んだかっこいい衣装」という意識が芽生えると、写真撮影やお参りへの意欲が増し、より楽しんでくれることが多いです。 親御さんが温かく見守りつつ、お子様のペースに合わせて衣装を決めることで、自然な笑顔やポーズを引き出すことができるでしょう。 さらに、衣装選びや撮影中のエピソードを写真と一緒に記録しておけば、アルバムを見返したときにその日の思い出が鮮明に蘇り、一層特別なものとなります。
◎まとめ
七五三の衣装選びは、お子様の成長を祝うための重要な準備のひとつです。 年齢や性別に応じた和装の選択肢から、ご家族やごきょうだいの衣装、さらにはレンタルや購入のメリットまで多岐にわたるポイントを検討することが求められます。 これらを考慮した上で、七五三という一生の思い出となるイベントを、家族全員が満足のいく形で迎えられるよう、早めの準備を心がけてみてください。